どりーずブログ

50代主婦。子育て卒業間近の元駐在妻。大学で嘱託職員中。コッカプーやバラや暮らしについて

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【帰国子女】ジュニアオーケストラが子どもたちの居場所になった話

 

こんにちは、どりーです。

 

どりーはこんな人

2017年から大学事務(派遣、嘱託)をしています
2児の母(大学生)で、子育て卒業間近です
5年間シカゴに家族で滞在していました(駐在生活)
ちょっとだけ英語ができます
物忘れがひどい

先日、地域のジュニアオーケストラのコンサートを聴きに行ってきました。
このオーケストラはポン子が中学2年生の時から所属しているオケです。

2020年3月のコンサートがコロナの流行で中止になってから、練習もままならない日々が続いてきましたが、ようやく演奏することができました。

 

 

海外生活とオーケストラ

うちの子どもたちはいわゆる帰国子女です。

ポン太は小学1年から5年の終わりまで、

ポン子は2歳から小学1年生までの間、

アメリカのシカゴで暮らしていました。

ポン太が通っていたアメリカの公立小学校では

3年生からオーケストラブラスバンドに所属することができました。

近隣の小・中・高校にはオーケストラが必ずありましたし、

楽器のレンタルも容易だったので

弦楽器を始めるハードルは日本よりも低い印象です。

 

さて、小学1年生で渡米したばかりのポン太は

オーケストラ部に入りたいと強く希望しました。

日本でバイオリンを習っていたので、多少弾けたのです。

私も音楽ならば言葉が通じなくても彼の居場所になるのではないかと、入団の方法を調べました。

でもスクールオケは3年生から6年生の生徒が対象。

諦めかけたとき、ポン太は担当の先生に直談判したのです。

ポン太
I can play the violine.(僕はバイオリンが弾けるよ)
 
That’s great!(すごいね)
 
先生
ポン太
I wanna play the violine.(バイオリンを弾きたい)
 

 

OK!
 
先生

いいんか~い!

そうしてポン太はめでたく2年生から

学校のオーケストラに参加できることになったのです。

さすが交渉の国です。

さらに驚くことに、ポン太同様に2年生から入団した子が他に2人もいました。

柔軟です。

 

 

帰国子女の居場所づくり


約5年間のアメリカ駐在生活を終えて日本に戻ってきた時、ポン太とポン子はカルチャーショックと日本の友達関係にうまくなじめず苦労しました。

どうしても日本での友達付き合いは

・同じ年齢、同じクラス

・似たような性格(あえて同調して似させる)

が主体であり、ポン太もポン子も周りに合わせることができずに、なんとなく浮いた存在でした。

それでも頑張って友達づくりをし、学校生活に慣れようとしていたポン太もポン子も本当に偉かったです。

 

ただ、母としていざというときの逃げ場(=居場所)を確保しておいてあげたいという気持ちから、

学校とは別の居場所も探しました。

それがジュニアオーケストラでした。

東京近辺の各市区町村には、小学生から高校生を対象としたオーケストラを運営しているところがたくさんあります。

それ以外にも、有志が集まってジュニアオーケストラを立ち上げているところもあります。

そういう団体では、生徒たちが主体となって運営している学校の部活と違って、基本的には大人が運営や指導をしています。

変な先輩・後輩の上下関係もありません。

保護者の介入もあります。つまり大人の目があるのです。

年齢も広範囲にわたるのでいわゆる異年齢集団です。

同年齢のグループで求められるものとはちがう関係性はポン太とポン子にとっては心地よいものだったようです。

大人と話す機会も多いし、年上、年下とのフラットな関わりもある。

彼らは多感な中高生の時に、約5~6年間所属して、

特に年上の人たちに可愛がっていただきました。

演奏の経験だけでなく、

人間関係も学ぶことができた学校以外の居場所は、

今も大切な場所です。

 

ジュニアオーケストラから大学オーケストラへ


ポン太もポン子も、現在大学生です。

ジュニアオーケストラを卒業(卒団)して、

大学でもオーケストラ部へ所属し演奏を続けています。

特にポン太は今の大学のオーケストラ部へ入りたくって受験したほどです(笑)。

一方、ポン子が大学へ入学したのはちょうどコロナ禍での2021年春

部活やサークル活動が制限されている年で、

勧誘活動もできない状態だったため、

サークルに入ることができない学生もたくさんいました。

ただ彼女の場合はもともとオーケストラに入ることを決めていたので、Twitterやインスタでうまく情報を集めることができました。

それにポン太からの情報もあります。

大学オケは他大学との横のつながりも結構あるのです。

昨年の後半からはコンサートも開催できつつあり、

練習も対面で始まりとても楽しそうです。

 

happydory.hatenablog.com

 

ジュニアオーケストラのすすめ

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サッカーや野球などの運動の得意なお子さんは、

学校や地域のチームに所属して活動する場がありますが、

文系的な団体はなかなか見つけづらいと思います。

そういうお子さんにジュニアオーケストラはお勧めです。

弦楽器はどうしても幼少期から習得が必要なイメージがありますが、初心者にも指導してくださるジュニオケはたくさんあります。

それにトランペットやクラリネット吹奏楽器やパーカッションなど、多種多様な楽器がありますので気になる楽器にチャレンジできます。

楽器の貸し出しもあるので大丈夫。

保護者のかかわりはジュニオケによってかなり差があり、

ポン子が所属していたオケは、母の出番は全くありません。

演奏会に聴きに行くぐらいです。(笑)

所属にかかる費用も必要ありませんでした。

(別途、個別レッスンをすれば必要ですが必須ではない)

ふとしたきっかけから一生涯楽しめる趣味がみつかるかもしれません。

ぜひ地域のジュニアオーケストラをチェックしてみてくださいね。

 

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