どりーずブログ

50代主婦。子育て卒業間近の元駐在妻。大学で嘱託職員中。コッカプーやバラや暮らしについて

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【大学】教員免許をとるには履修登録に気を付けて


大学へ入学したら、なんか資格を取りたいな。

そう考える人は多いですよね。

まあ、正直言って学生本人が考えてるというよりも、保護者の意向という場合が多いです。

保護者
せっかく授業料払ってるんだから、なんか資格とりなさいよ
 

 

大学在学中に取れる資格は学部によって多少異なりますが、主には

・教員免許
学芸員
・司書
社会教育主事

などでしょうか。

さて、これらの免許を取るには最低でも3年はかかります。

ですからできれば1年生の時から計画的に履修していく方が良いのです。

 

 

人気の資格はやっぱり教員免許

大学で取得できる資格の中で、誰もが思いつくものに教員免許があります。

はい、教師になるための資格です。

その分野を取りまとめているものを教職課程といいます。

他の資格(学芸員、司書、社会教育主事など)に比べて、就職に直結する資格ですから教職課程を履修する学生は多いです。

まあ、私たちの頃も教員免許を取るが学生は多かったと思いますが、資格を取ったものの採用試験の競争倍率が超高くて、狭き門でした。

ですから実際に教師になった友人はすごく少なかったです。

(私は教育学部卒です)

いまはそこまで高倍率ではないみたい。

教師不足と言われていますしね。

でも、教師の職場環境の問題(モンスターペアレントとか?)なのか、一般の企業に就職する学生のほうがだんぜん多くて、教職課程を履修する学生数は私たちの頃に比べたら半分以下ぐらいの印象です。

そんな状況下なのでたいていの学生は一般企業への就職を見据えつつ、とりあえず免許を取っておこうという学生が多いです。

中には本気で教員を目指している学生もいますけどね。

 

履修の順序を守らねば4年で取れない?

さて、教員免許を取得するには通常の卒業単位に加えてかなり追加の単位が必要なのです。

結構、大変なのさ
 
ダークハル

この教員免許の取得は、履修すべき単位が多いことに加えて、その順序が厄介なのです。

というのも、通常は4年生で教育実習へ行くことになっています。

たいだいは母校の中学や高校へ行きます。

まさに4年間学んできたものの集大成です。

そしてそのためには、3年生のうちに履修を終えておかないといけない科目があり、そのためには1,2年生で取得しておくべき科目があるのです。

つまりは、

1~2年生で必要な科目を取得した学生だけが

➡次の3年生のステップへ進み(履修)

➡それらすべてを取得した学生だけが教育実習へ行くことができるという

まさに、1本道のようにステップバイステップで履修していく必要があるんです。

ということは、この途中の段階で単位を落としてしまったり、履修登録を忘れてしまったりというアクシデントがあれば、4年生で教育実習へ行けない!という事態に見舞われるわけなのです。

こういう事態になっちゃう学生は、意外と多いのです。

 

こわい~
 
ダークハル

どういう失敗があるのか

もちろん、卒業までに取得すればよいというような、ゆとりのある科目もあります。

なので、それは自分のペースで取っていけばよいのです。

でも、絶対にその学年で取らなきゃいけない科目というのがあるのに、なんらかの失敗(本人が招いています)がちょいちょいあるのです。

どんな失敗があるのか。

それは大きく分けて2つあります。

履修登録した(=授業に出た)のに落とした場合

これはまあ、どの科目でも同じですよね。

さぼって欠席が多かったとか、課題を提出しなかったとか。

体調不良でどうしても試験を受けられなかった!

レポートの期日を間違えて、提出できなかった!

などなど、いろんなパターンがあります。

学期の終わりに涙声で問い合わせてくる学生がいます。

こりゃあ、しょうがない
 
ダークハル
回避する方法

ちゃんと授業に出て、課題をこなしましょう。

これしかありません。

必須科目ならば、体調不良などのいたしかたない事情の場合、考慮されることがあります。

なんらかの不安がある場合は、早めに教員や担当者に相談しておきましょう。

 

②そもそも登録するのを忘れていた

問題はこちら。

そもそも履修登録するのを忘れていた

こういう学生。

意外といるのです。

まあ、履修が複雑だということも理由としてあるのでしょうが、

そもそも登録すらしてない⇒単位が取得できない⇒教育実習へ4年生で行けない

ということになるのです。

特に新3年生は翌年の教育実習年度(4年生)の前の最終段階ですから、すべきことが盛りだくさん。

この春の履修登録を間違えてしまったら、来年実習へ行けなくなってしまうのです。

あと、履修登録忘れ以外に、間違えて別の科目を登録しちゃった学生もいました。

大学の科目ってすご~く似た名前の科目があるのですよ。

結局その学生も4年生で実習へは行けませんでした。

どりー
注意してね
 
回避する方法

教職課程の要項をしっかり読んで理解する

もしわからない場合は、自分で勝手に判断しないで早めに教員あるいは担当者に確認しましょう。

 

 

 

 

4年生で教育実習へ行けない場合はどうする?

学生
4年生で教育実習に行けないって、どうなるんですか?
 

それね。

毎年、何名かこの問題にぶち当たっちゃう学生がいるのですよ。

じゃあどうするか。

①教員免許取得をあきらめる

②留年して免許取得する

③大学院へ進学して免許取得する

④科目等履修生になって免許取得する

ですかねえ。

①教員免許取得をあきらめる

これは、まあよくあるパターンです。

教員免許を「とりあえず」取ろうと思っていた学生はここで断念しますね。

一般企業への就活に専念する!っていう学生も多いです。

②留年して免許取得する

どうしても免許を取りたい場合、留年する学生もいます。

不足している単位にもよりますが、たいていは半期ではなく1年(通年)で在籍する必要があるので、その分の学費が余計にかかります。

(学費は全額必要なのか、取得単位の数だけでよいのかは大学によります)

この場合、初めから留年すると決めている学生のほかに、一度は4年生で一般企業への就活をしてみた後に、納得いく内定がもらえなかった場合(なのか?)、留年して免許取得を継続する学生もいます。

③大学院へ進学して免許取得する

そもそも大学院へ進学する予定だったのか?

あるいは留年するならばいっそ大学院へ進学しようと決めたのか?

それは学生によりけりですが、院へ進学して免許の取得継続をする学生がいます。

その場合、教員免許一種だけではなく専修免許(院卒が前提)も合わせて取得することができます。

④科目等履修生になって免許取得する

大学には科目等履修生という制度があります。

受講したい科目だけを履修する学生です。

つまりはいったん卒業して、あらためて科目等履修生として登録(入学?)し、教育実習という単位だけを取得することができるのです。

その場合の授業料は、1単位いくらという考え方で、例えば

教育実習科目(4単位)× 〇〇万円(1単位)=△△十万円

という金額を支払うことで、単位がとれるのです。

科目等履修生は一般の学生とは別に入試が行われます。

冬ごろ?には入試要項が大学(教職課程)から公開されるはずです。

この科目等履修生という制度は一見「いいじゃん!留年するより安いし」と思うかもしれません。

でも、それは卒業後にどういう状況で履修生になるかによって大変さが違ってくるのです。

就職せずに教員免許取得だけを目指しているならば、割と簡単かもしれません。

でも、就職した後に科目等履修生になって、不足している単位を取得するのはどうでしょう?

実際に1年目の新入社員が授業や実習のために会社を休むことができるのかどうか?

教育実習は2~3週間続けて休むことになります。

現実的には難しいかなと思います。

ですので、卒業後のプランと合わせてよく考える必要がありますね。

大学生は自己責任

特に春の履修登録は期間も短く、説明会やガイダンス、そして部活やサークルの新歓などとやることが満載!

あっという間にGWになってしまう季節ですよね。

でも、大学は「あれ?できてないよ」と教えてくれるところではないのです。

(本当は教えてあげたい!)

履修登録に遅れた(間違った)学生を救済することが、かえって他の学生との不平等になることもあるので、手続きについてはかなり厳しく扱われることがあります。

ですから、ぜひ!ぜひ!ぜひとも、やるべきミッションをちゃんと確認して免許取得をめざしてがんばりましょう!

 

 

 

 

 

 

 

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