どりーずブログ

50代主婦。子育て卒業間近の元駐在妻。大学で嘱託職員中。コッカプーやバラや暮らしについて

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大学事務の母が語る!留学したいならGPA!履修登録をしっかりね

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こんにちは、どりーです。

 

どりーはこんな人

2017年から大学事務(派遣、嘱託)をしています
2児の母(大学生)で、子育て卒業間近です
5年間シカゴに家族で滞在していました(駐在生活)
ちょっとだけ英語ができます
物忘れがひどい

そろそろ各大学のシラバスが出揃って、大学生の皆さんは4月からの授業を登録する作業が始まりますね。

シラバスとは、ざっくりいうと授業について担当の教員名、開講曜日・時限、授業内容、評価基準などが書かれているものです。

 

happydory.hatenablog.com

 

私がいる事務所にも先週あたりから、履修登録やガイダンスなどについての問い合わせがじゃんじゃん増えてきています。

春ですねえ〜。みんな動き出しています!

 

留学に行きたいなら1年生の春学期の成績が大切

大学生になったら、留学とか行きたいなあ。

そう思っている新1年生の学生さんも多いと思います。

国際系の学部も相変わらず人気ですしね。

我が家の娘ポン子もその一人です。(新2年生ですが)
できれば経済的な面から大学の交換留学制度を使って留学してほしいと思っています。

だとしたら、これから始まる履修登録がとっても大切なのです。

特に1年生の春学期です。

そこで良い成績を取れるかどうかで、その先の大学生活が変わってくるともいえるのです。

留学はいつ行く?

そもそも留学は、いつのタイミングで行く予定ですか?

まずはそこからの逆算です。

  • どこへ行きたいか?
  • 何を学びたいのか?

それも大切ですが

  • いつ行きたいか?
  • どれくらいの期間行きたいか?

それをまず考えてみてください。
なぜならば、すぐに取り掛からなければならないことがあるからです。

例えば1年間留学に行きたいとしましょう。

留学先はアメリカ。

一番イメージしやすいパターンですね。

アメリカは秋に新しい学年(学期)が始まります。
ですので留学の開始も秋学期からです。

例えば

①2年生の秋に出発して3年生の夏に戻ってくる

②3年生の秋に出発して4年生の夏に戻ってくる

というスケジュールのプログラムが一般的です。

大学のプログラムを使わなかったり、留年して5年生以上で卒業する場合などは別です。(4年生の秋〜5年生の夏帰国など)

①と②を比べた場合、②は就職活動が気がかりになってきますよね。

そうすると①の方が就活にダイレクトには影響なさそうなのでオススメです。

 

例えば大学の秋学期出発留学は、こんなスケジュールで動いています。

前年の夏
 ➡募集要項が出る。大学名、募集人数、期間、必要なGPA、英語のレベル(TOEFLやIELTSのスコア)、応募できる学部などが公開されます。

初秋
 ➡大学内での出願~選考(書類選考、面接)
  希望する学生は所定の手続きで応募します。

11〜12月

 ➡学内で候補者が決定する、内定。

当年の春
 ➡留学先の大学から正式に許可がおりる

<出願の要件の一つとなる語学のレベルについて>

TOEFLやIELTSといった留学する際に指標となる試験は、年に何度か行われるので、何回か挑戦してスコアを上げていくよう準備することができます。

<大学の成績について>

大学の成績はだいたい年に2回(春学期/秋学期)確定します。

つまり実はそうたくさんチャンスはありません。

1年生の秋に学内出願をする場合は、春学期の成績(GPA)を提出するのです。

というわけで、春学期の成績がとても大切なのです。

 

GPAとは?

そもそもGPAとは何でしょう?

聞きなれない人もいるかもしれませんね。

私が大学生の頃にはありませんでした。

GPA制度とは、授業科目ごとに5段階程度で評価された成績に対して段階ごとに「Grade Point(GP)」と呼ばれるポイントを付与し、単位当たりの平均「Grade Point Average(GPA)」を算出して、その一定水準を卒業などの要件とする制度です。主に欧米の大学で広く採用されている成績評価制度で、日本でも2000年代から導入する大学が増えていきました。引用:就職ジャーナルHP

 

ダークハル
なるほど
 

普通は各大学ごとに成績評価の表記が異なっています。
例えば、私が卒業した大学(当時)は「優、良、可、不可」という表記でした。

ポン太の大学は

優上、優、良、可、不可」です。

このほか

「A+、A、B、C、F」

「S、A、B、C」などいろいろな評価表記があります。

5段階評価の大学もあれば4段階評価の大学もあるってばらばらです。

そうすると他大学との比較がしづらく、ましてや海外の大学との比較ができないためGPAという成績の評価が近年は日本の大学でも導入されているのです。

※このGPAに関しては換算の規定が大学によって異なります。

ですので、親に郵送される成績通知書や学生自身が見れるネットの成績画面にはGPAも一緒に表記されていることが多いです。

そしてこのGPAが留学へ行く場合に要件となる大事な数字なのです。

しかし、GPAの算定にはなんと落とした科目の単位も算入されます。

[GPA値の算出方法]
各科目のグレイド・ポイントと単位数との積をすべての履修科目(自由科目を除く)について合計し、全履修科目の単位数の合計で除した値です。

参考:試験と成績 – 早稲田大学 商学部

 

つまり、登録したすべての科目数(単位数)が分母になるというわけで、実は通常の成績表記と異なって単位を落とした時に非常に痛手となるのです。

 

じゃあ春はやる気で登録した科目が、途中でいやになってしまったから授業を放棄(捨てた)場合も、GPAには算入されちゃうのね💦 
ダークハル

※詳細は各大学の履修要項に記載されているので確認してくださいね。

 

GPAを意識した履修登録

大学では自分で履修する授業を選択することができます。

とはいえ必修などは初めからクラスが割り振られていて変更できない場合があります。

そういう科目はしっかり授業に参加して絶対に落とさないように注意しましょう。

それから、そのほかの科目について。

これは意見が分かれるところですが、一応こういう観点があるというひとつのアイデアとして

  • 楽単の授業をとること
  • たくさんの授業を履修登録しないこと

正直、この2つを意識することで無駄にGPAを下げないということは理にかなっていると思います。

ポン子の友達の中でも1年生の春学期は最大22単位登録できるところを18単位ぐらいにとどめておいて、しっかり好成績を取るという作戦だった人もいたようです。

ただ、本来の大学での学びを考えると、ちょっと違うのではないかなという違和感も正直あります。

このへんは本人の考え方によるところが大きいので、大学生活を包括的に考えるべき点ではないかと思います。

 

とにかく、春は新入生向けの登録相談会やオリエンテーションなどが行われると思うので、しっかり参加して(させて)くださいね。

どりー
ポン子、そろそろ履修登録始まるんじゃない?ガイダンスはそろそろ? 

わからないことがあったら、ぜひ学内の履修に関する事務所へも問い合わせてください。

まとめ:留学に行くならGPAを高く

大学のプログラムを使って留学へ行きたいなら、高いGPAを取ることが求められます。
最低条件として「●●以上のGPAがあること」と明示されることもありますし、応募者が多数の場合に選考のポイントともなるからです。

ですので、これから始まる(始まっている)履修登録は、しっかり考えて間違いなどがないようにしましょう。

 

ひとくちに留学と言っても、自分が所属している学部や学科の特性によっても、利用する制度や目的は変わってきます。

大学ごとに手続きの進め方も変わるのでスケジュールも異なってきます。

ですので必ず、自分の大学の留学スケジュールをホームページやガイダンス、または事務所に問い合わせて確認してくださいね。

春に説明会を開催する大学は多いと思いますよ。

 

【おまけ】最近ちょっと気になる親の出番

ただ、大学に勤めていて少し気になることがあります。

それは、親からの問い合わせが多いことです。

「授業の登録ってどうすればよいのですか?」

「ネットからうまく登録できないのですが・・・」

「初めてなのでよくわからなくて」

などなど。

ちょっと待って!

もう大学生です。

もちろん初めてなのはわかります。

でもそれは本人(学生)から問い合わせてほしい!

と、常々思っています。

もちろん、入学前の手続きについてはお金の支払いもあるし、私も自分の子どもについては全面的に行っていました。

でも大学に入学してからは基本的には本人任せです。

大学とは主体的に学ぶところですです。
留学に行く目的として、自立心も育ってほしい。

だからこその陰からの後押しです。

さりげなく~

難しいですけどね。

 

 

 

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