こんにちは、どりーです。
2017年から大学事務(派遣、嘱託)をしています
2児の母(大学生)で、子育て卒業間近です
5年間シカゴに家族で滞在していました(駐在生活)
ちょっとだけ英語ができます
物忘れがひどい
2021年の大学入試から本格的に英語の外部検定利用を導入する大学が増えてきていますね。
英語検定が大学受験に必要なんだろうなと、なんとなくは知ってるけど実際はどうすればいいのか?
そんな疑問を持っている人も多いでしょう。
何をどう、いつから準備していけば良いの?
まずは基本的なことを知った上で、大学ごとに対応を考えていく必要があります。
うちの娘ポン子は、ちょうどその初年度の2021年度受験生でした。
実際に、英検などの外部検定利用して出願し、合格をいただきました。(一般受験です)
その体験から、外部検定利用についてまとめてみました。
あくまで体験談です。一般受験についての考え方ですのでご了承ください。
英検の他はどんな検定が使えるのか?
そもそも英語の外部検定ってどんな種類があるのでしょう?
英検(実用英語技能検定)が一番有名ですが、そのほかにもたくさん検定の種類があるのです。
こちらがCEFERとの対照表です▼
画像参照:文部科学省
大学入学共通テストに導入される予定だった外部試験の一覧です。(現在導入見送り中)
これは検定の種類と、各検定スコアが他の検定ではどのレベルに相当するのかということがわかる比較表です。
A1<A2<B1<B2<C1<C2
私立大学もだいたいこれに即した表が用意されています。
《例:自分のスコア》
・英検2級(スコア1950)
・TEAPのスコア(220)
例えば英検2級(スコア1950)とTEAPのスコア(220)を持っていたとします。
それをCEFR表で見てみると、英検ならばB1レベルで、TEAPなら220ならばA2レベルとなりますね。
つまり英検とTEAPの両方が使える入試の場合は、英検を使った(提出した)ほうが有利というわけです。
ですから、大学が認めている検定で、なおかつ自分にとって有利になる検定のスコアを使うということがポイントとなるわけです。
そのために、指標となるCEFR表はとっても大事です。
英語の外部検定利用は大きく4通り
英語の外部検定利用入試とは、大学で入試に課される英語の試験に外部の検定試験を使うということです。
その使い方(使われ方)としては大きく4通りあります。
①出願資格(個別英語試験なし)
②出願資格(個別英語試験あり)
③得点換算
④加点
①出願資格(個別英語試験なし)
一定の基準(スコア)以上の人のみが出願することができ、大学個別の英語試験は免除(なし)という場合
例)法政大学の英語外部試験利用入試
一定の基準(スコア)がある受験生を対象に、英語以外の1科目の点数のみで合否判定を行う。参照:A方式入試・T日程入試・英語外部試験利用入試 | 法政大学 入試情報サイト
例)明治学院大学のA日程英語外部検定試験利用型
出願基準点以上の者について「外国語(英語)」の試験を免除し2科目のみ受ける。
参照:英語外部検定試験利用型(全学部日程・A日程) | 明治学院大学 “Do for Others”
(当時のファイリング資料)
②出願資格(個別英語試験あり)
一定の基準(スコア)以上の人のみが出願することができ、なおかつ大学個別の英語試験を受けなければならない場合です。
参照:https://www.meiji.ac.jp/exam/information/guidelines/2022-p12-16.pdf
英検2級以上が出願要件。英語試験を受験する必要あり。
③得点換算
外部検定のスコアを英語の点数として換算されるパターンです。
例えば
例)専修大学の全学部統一入試(英語外部試験利用)では、英語は独自の基準に基づいて点数化され、他の科目の点数と合計し合否が判定されます。
参照:専修大学公式HP
(当時のファイリング資料)
上智大学のTEAP入試や立教大学も得点換算される入試ですが、換算の方法や配点によって、実際には何点に換算されるのかがわからないので、出願前にはとても悩みました。
④加点
娘の志望校の中ではこの種類の入試は少なかったですが、大学ごとに指標があって得点として加えられるパターンです。
例)上智大学の学部学科試験・共通テスト併用型
任意で提出したCEFRレベルA2以上の外国語外部検定試験結果はCEFRレベルごとに得点化し、大学入学共通テストの外国語の得点(200点満点)に加点します。ただし、加点後の得点は、大学入学共通テストの外国語の満点を上限とします。
参照:上智大学公式HPより
英語外部検定利用のまとめ
大学や学部ごと、そして入試形式ごとに出願条件や、得点換算の方法などがかなり異なっています。
この点をすご~く綿密に精査すれば自分が得意な入試を選ぶことができそうです。
ただそれには、かなり入試要項を読み込んで分析する必要があると思いました。
入試の形式が多様になってきているというのは、口で言うのは簡単ですが受験生の立場からすれば非常に複雑で難しいのですよ。
本当ならば受験生自身がそれを精査するのがベストなのでしょうが、その時間も体力も勉強にあてたい!というのが本音ですよね。
我が家の場合は、この分析の部分は僭越ながら私が担わせていただきました(笑)。
すみからすみまで要項を読む!
エクセルの表にまとめてみる!ってね。(大変だったな~)
ただ、入試の科目(方法)は必ずアドミッションポリシーに即していますから、自分に合う入試方法が見つかるということはイコール自分に合う学び舎が見つかるということだと、大学受験を通して実感しました。
なので、ぜひそこは面倒くさがらずに、時間を割くことをお勧めします。
各大学の入試については年度によってさまざまな変更点があります。
必ず該当の大学HPで詳細は確認してくださいね。
自分の特性に合った入試形態を選ぼう!
今回は大学受験に利用する英語の外部検定についてまとめました。
こうして大学のことがわかるのは大学で仕事を始めたからというのも大きく影響しています。
日々、自分の子どもと同じ年代の学生を相手にする仕事は楽しいですよ。
そんな大学事務の日々についてご興味があればこちらの記事もぜひ併せて読んでみてください。
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